播州弁 川柳漫画展
俳句とイラスト俳句展

2011年5月25日〜29日 於:イーグレひめじ 地下1階 特別展示室


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全国的に方言ブームである。
播州弁は一般的に荒っぽい、品が悪いと評されるが悪たれ言葉はともかく全般に温もりがあり、インパクトありと高い評価をされている。

福崎町出身民俗学の先駆者、柳田國男は著書の中で「地方文化の興隆は方言を大切に保存することから始まる」と強調している。

播州弁は約800あるといはれているがベストテンは、べっちょない(大丈夫)・ごうわく(腹が立つ)・せんどぶり(久しぶり)・らっきや(いいですよ)・さんこ(散らばかす)・ぜっぺ(是非)・ありこまち(あるだけ全部)・だてこく(いい格好する)・ぎょうさん(沢山)・いしこい(せこい)。

大阪人が唯一分からない播州弁が「らっきゃ」である。
「明日、仕事、らくか」と問われ「うん、らくやでー」と答える。
他所の人間には、とんちんかんな受け答えに聞こえるかもしれないが、相手に頼まれたときに「差し支えないですよ」と、大丈夫、OKの意味、一般的には「体がらく」と使うのに…?。
播州弁には便利な言葉がある。
「急けて急けへんけど…」である。
「これを頼みたいんやけど、急けて、せけへんけど」。
急いでやってくれと言えば角が立つが…、必ず早くやってもらえる。
恒例のイーグレの播州弁、マンガ展の今年は5日間で1500人の入館者で盛会であった。

来年は5月15日〜。
「忘っせんと、ぜっぺ来て!」
今年のヒット作品は、『ケセラセラ辞書を枕にひんねする』


文:播州弁研究会会長 井上四郎さん